DQXTV実況を支える技術(裏話)

DQXTV実況について

僕がずっとやってる「DQXTVの実況」について。

DQXTVの際に、ツイートで内容の速報をしています。

経緯

元々は、ニコニコ生放送では同時に1000人(だっけ)までしか視聴できず、重要なアップデート情報を見られない人が続出したため、ツイッターで実況を始めました。

いざ始めて見ると、仕事中や帰宅中で見られない人の他、音声を出せない、ずっとは見てられない、など様々な理由でDQXTVを視聴できない人がいることが判明。音声の文字化にも価値があったりと、意外と必要とされていたので、今でも毎回続けています。

なんでやってるの

実況という行為が楽しいからです!

(攻略サイト作ってるのと同じ理由ですね)

僕の実況を見て真似ようとしたが挫折した、という話をよく聞きます。実際にやってみると、とても奥が深い(難しい)ことが分かると思います。実は生放送のツイッター実況の裏には、色々な技術や知識があったりします。

もちろん番組の内容を即時に要約する実況すること自体も難しいのですが、ツイッターだと140字という制限の中で、どこまでの情報を1つのツイートにまとめるか、などツイッター特有の事情もあります。1ツイートの内容を増やすと情報を送信するまで時間がかかってしまいますし、早すぎると情報量が少なくてスカスカのツイートになります。

そういうのを考えるのが、楽しいです。

速報技術あれこれ

速報で重要になってくるのが要約。ツイッターが140文字制限ということは、同時にそもそもツイッター民は140字以上読みたくないということでもあります。1ツイート内の情報は簡潔にまとめるように心がけています。

長い話をどこで区切ってツイートするかについては、今している話がまだ膨らみそうかどうかを、会話の流れから判断して、その予測に基づいて決めたりします。

連続するツイートを1つのツリーにまとめるかどうかについては、今はまとめていません。まとめると2つ目以降が見られる割合が減るためです。また実況中は、次の内容がツリーにすべきかどうかが分からない状態で話を聞いており、ツリーにする作業に数秒を要するので、実現が難しいという実情もあります。

でもできたらやってみたいなとも思っています。昔ちょっと試したことはあるのですが、なかなか難しいんですよね…。

あとたまにネタツイートも入れます。

今日のこれとかは、楠木ともりさんがフォロワーが多いことを思い出して、そちらのファンの人にも伝わったらいいなと思って、6ツイートのうち2つ目から急遽声優さんの名前をツイート内に入れました。

重要な写真が4枚を超える時は、その時点で強制的にツイートすることになります。この場合は、逆に文字数が少なくなってしまうことがあります。

写真の仕様

それと、これは速報に限らない技術ですが、ツイッターの写真の仕様の理解も重要になります。

例えば写真が2枚や3枚だと、1枚目が縦長になって見切れてしまうのです。

3枚になった時は、できるだけ話者の顔を入れるなどして4枚にしています。

ちなみにこの4枚、時系列的にはひだかさんの顔が最初です。ひだかさんの話が始まった時点では写真が何枚になるか分からないので、もしも3枚になったら残りの1枠を素早く埋めるために、先に顔の写真を撮っているのです。

この手の話は女優さん・アイドルさんが参考になります。例えば顔写真は、似た写真を2枚セットでアップします。こうすると写真が2枚とも縦長になるから、きれいに表示されるんですね。

(冒頭の初心者大使の話でウミノさんの話だけツイートできなかったのはこちらの不手際です。個人的にはミスiD様がこんなところに出てくださってありがとうございますという感謝の気持ちしかないです)

添付する写真のこだわり

ツイートにはできるだけ写真を付けるようにしています。

大量に流れてくる情報の中で写真を撮る行為自体もかなり厳しいものですが、できるだけたくさん撮って、一番良い写真を選んでいます。

▲フォルダに積まれるボツ写真の山

基本的に、できごとを目で確認してからそれを撮るのでは間に合いません。次にどんなことが起こるか予想して、それが起こるであろうタイミングで撮ります。多分、スポーツカメラマンの人とかもそんな感じでやってるんだろうなと思います。

あと連続で2枚撮ることも多いです。普通に撮ってると人物がまばたきした瞬間を撮れてしまうことも多いのですが、連続で2枚撮ると、どちらか片方は目が開いている確率が高くなります。(そのくらいの間隔を開けて撮ります)

そういえば、一時期DQXTVのたびに #今日のりっきーの顔色情報 というネタツイートをしていたのですが、あの時は事実と異なる写真にならないよう気を付けました。特に後半は、必ず10枚撮るようにして、その中でできるだけ顔色の良いものをアップしていました。

公式実況との兼ね合い

2020年から、公式さんもDQXTVの内容のツイートを始めました。今見たらDQXTVのYouTube放送が始まったのと同時期のようです。

なんで公式さんが始めたのかという部分ですが、個人的には出演者の意図と異なる実況をされてしまうと、それが事実かのように広まってしまうリスクを考えたのかなあなどと思ったりします。

僕に関しては、一応意図的にそうしたことは一度もないのですが、他社のゲームを見てると悪意100%のひどいまとめサイトもありますからね・・・。

公式実況は情報量が少ない

しかし公式さんは、あらかじめ用意した文章と写真をツイートしてるだけなのですね。

DQXTVの現場で飛び出たアドリブの発言は一切拾ってくれません。

公式だからこそ、やるからには出演者の発言の意図を寸分違わず書かねばならず、難しいのだと思います。

そういうことで、僕が楽しいと思っているうちは、実況は続けたいと思っています。

今後の展望:新たな分野へ

文字実況も面白いですが、ゲームのプレー実況とかも面白そうだなと思っています。

例えば他の人のRTAの実況をするとか。

何でもよいのですが、需要がありましたらどなたでもぜひご連絡ください!

コメント

  1. 公式アカウントと被る内容は実況しなくていい気がします
    DQTVの日はTLがおてうさんで埋め尽くされて酷いことになってます・・・

  2. ツイでの実況めっちゃ助かるわ
    後で見直せるしね

    ドラクエだけじゃないけど、悪意しかないまとめサイトはほんとにさあ

  3. 難聴者です。DQXTVをイヤホンで聞いても、声は聞こえるが内容が聞き取れないので、速報は大変ありがたいです。

  4. まとめはありがたいのですが、TwitterにDQXの動画投稿はガイドライン違反なのではないかと心配しています。(JASRAC関連)
    DQX公式アカウントですら動画のツイートは行っていないし、青山P個人アカウントも過去に動画ツイートを削除して謝罪されていました。
    今だと配信IDがないぞっていう突っ込みも入るかもしれませんね。

  5. 公式アカウントの事務的な速報より視聴者視点のおてうさんのツイートの方がわかりやすいので、助かってます。
    ルームやチームでもそういう感想の人多かったです。
    今後もぜひ続けてください。