DQXTVでレグナードとのバトルが行われました。
今日はレグナード初心者さん(あるいはボス戦に慣れていない方)のために、このバトルに解説を加えてみたいと思います。
最初にお断りですが、負けたバトルを振り返るとどうしても「ここはこうすると良かった」といった指摘が多くなってしまうのですが、プレイヤーの方たちへの悪口等の意図はありません。純粋に、この危険はこうすると防げるといった現象・理論の解説をすることが目的です。常に最善の行動を取り続けることは不可能ですし、番組を進行しながらのプレーですし、緊張もありますし、時には「効率」より「魅せるプレー」を選択してくれます。我々一般プレイヤーが挑むのとは全く状況が違うと思っています。
ただ、せっかくDQXTVの皆さんがプレイヤーの上達のためにと見せてくれたプレイですから、今回はありがたく題材とさせていただくことにしました。
なお、できるだけ写真を使って解説はしていますが、ニコニコ動画の有料会員の方は(無料会員でもタイムシフト予約をしていれば)戦闘の動画はこちらで見ることができると思います。
また、レグナードの基本的な攻略法はレグナード攻略(極限)をご覧ください。
構成
パラ・バト・魔使・僧侶
パラ=よーすぴさん/じっぽ
バト=アーサーさん/アート
魔使=椿姫彩菜さん/つばき
僧侶=竹若さん/メガネガード
一般的なパラ・魔使・魔使・僧侶と違って、敵に近接して攻撃するバトが加わっています。壁の補助にはなりますが、代わりにターンエンドのたびに敵から離れることになるのでダメージ効率は落ちます。ここは効率の問題ではなく、ランズベリー・アーサーさんがバトで行きたいという意志が優先されています。
実戦解説 開幕
戦闘開始!と同時に四方に散る4人‼開幕は、パラは前進、他の人は後退(その後タゲじゃない人が補助壁に入る)が正解です。戦闘開始の場所で行動を入力すると、パラにハイドラベルトによるズッシが入らなかった場合に即殺されます。
敵の初手はウイングダイブ。横に避ければいいだけなので、無傷でやり過ごしています。こちらの初手は魔使は早詠みの杖、パラはへヴィチャージ、バト・僧侶は心頭滅却を選択。バトと僧侶は心頭滅却を入れることでブレスガードが100%になり、敵の攻撃のうち4つを0ダメージにできます。パラのへヴィチャージは本来正解ですが、今回はハイドラベルトの「50%で開幕ズッシ」が発動していたので無駄行動でした。
続いて、パラ(右)とバト(左)による2枚壁を形成。
バトはすてみからドラゴンスラッシュでの攻撃を開始!レグナードはドラゴンなので600を超える大ダメージを出せます。そして敵が壁状態で約15歩歩くと行うターンエンド攻撃の直前に、守備力の低いバトは殴られないよう後方へ下がるのですが…
壁が外れて殴られてしまいました。
捨て身とドラスラのコマンド入力に時間がかかっていたので、もう一度ドラスラせずに逃げたのはさすがの判断でしたが、逃げる方向が左すぎて、レグナードがバトの所まで来てしまいました。(あるいはパラが若干位置合わせをしようと左に動いたのが原因かもしれません、壁が1人の時は壁をしている人は横に動いてはいけません)。バトはもっと右の方、パラの後ろへ逃げるのが最善でした。
しかし1人死亡も、魔使のロザリオ発動と僧侶へのブレス(無効)の間に立て直しに成功。
開始1分~
ここで僧侶が魔使にベホイム(最終的にはキャンセルしてベホマラー)をしますが…
僧侶はこの場所にいるとレグナードに打撃で狙われた時に殺されてしまうので、まずは右にいるパラの後ろまで逃げてから回復をするのが正解です。魔使はパラの後ろにいるのですぐには攻撃を受けませんから、そんなに急いで回復する必要はないのです。
ただ、運よく次の行動もウイングダイブだったので助かりました。
次は魔使が敵の攻撃ターゲット(タゲ)。パラとバトが壁になり、僧侶と魔使がその後ろへ行きます。今度はバトが捨て身→ドラゴンスラッシュ→ドラゴンスラッシュと行動を欲張りすぎた結果、逃げる前にターンエンドのはげしいおたけびが来て食らってしまいました。ここはターンエンド歩数を数え、欲張って3行動せずに2行動目を終えたら後ろに引くべきでした。ちなみにもしこれがウイングダイブやテールスイングだったら、メラガイアー中の魔使も死んでいたかも知れません。ターンエンドまでの時間(歩数)はよく確認しましょう。
次もまた魔使がタゲ。パラが押してバトと魔使が攻撃します。バトは自分がタゲの時は近づけないので難しいのですが、自分が狙われていないという判断が早かったです。今度はドラゴンスラッシュで2回攻撃した後、ターンエンド攻撃に備えて後方へ逃げていきます。
しかし今度はここで、パラのズッシードが切れてしまいました!
レグナードがどんどんパラを押し、魔使に到達!そしてシャイニングブレス…
1500ダメージのブレス攻撃を受けて魔使は即死。バトもブレスの範囲内でしたが、ブレスガードが心頭滅却こみで86%とのこと。見事に耐えました。
そしてここでもまたウイングダイブ。全員避けてラッキーターン。僧侶がウイングダイブを避けながらでのザオラルで、上手に魔使を蘇生しました。
開始2分~
ここからは安定した戦いが続きました。タゲの僧侶は後方へ逃げ、魔使とバトが攻撃。バトはターンエンドに後方へ逃げ、レグナードのターンエンド攻撃ははげしいおたけび。パラは聖騎士の堅陣を使っていたので無傷です。
次もタゲは僧侶?ということで魔使とバトが攻撃していきます。バトは後方にいる間にミラクルブーストを使ったので、攻撃時50%の確率でテンションが上がり、一撃で1000ダメージを出しています。
ターンエンドはウイングダイブ。魔使の呪文詠唱タイミングが危なかったですが、急いでキャンセルしたのが間に合い、逃げ切ることができました。1回のターンエンドまでに早詠みの杖→超暴走魔法陣→メラガイアー→メラゾーマの4行動は無理があります。超暴走魔法陣は30秒で消えてしまうので攻撃を急ぎたくなりますが、3回行動したら敵のターンエンド攻撃に備えましょう。
次は後衛への攻撃ではなく、パラへのシャイニングブレス。
心頭滅却の40%を加えてブレス耐性100%になっているパラへのブレスはノーダメージですが、いったん前に出たバトが、レグナードのタゲがパラであることに一瞬で気づいて再び右後方に逃げているのは凄い判断力です。真後ろでないのは、自分への範囲攻撃だった場合に自分だけでなく後衛の2人を巻き込んでしまうことを避けたのかなと思います。
開始3分~
レグナードが魔使に怒ります。後衛に怒ってくれると、敵が攻撃を終えるたびにタゲ判断(誰が狙われているかの判断)をしなくていいので相当やりやすい…はずなのですが、ここでパラと魔使の壁の位置がずれてしまいます。パラは右に移動したのですが魔使は真後ろにいた(画面外で見えないですが、左に移動した?)ため、壁が外れてレグナードが魔使のもとへ突進。
右にはバトがいたので、パラは焦って右に移動する必要はなかったかもしれません。
ここで魔使が死ぬはずが、またもロザリオが光りHP1で生存、難なく立て直します。運がいいですね。
ここからは理想的な壁と攻撃を形成し続け、安定した時間が2分ほど続きました。ダメージをどんどん蓄積。
5分~
聖騎士の堅陣が切れた状態ではげしいおたけび。ファランクス+大防御のパラが食らって吹っ飛ばされているのですが、もしかしてこれ大防御の宝珠を持っていない?
吹っ飛ばされて、次の攻撃はバトへのブレス。しかしバトがやいばのぼうぎょでダメージを0に!やいばのぼうぎょはダメージを25%軽減するという技ですが、バトの持っていたブレスガード86%とは掛け算ではなく足し算されるので、86+25で100%ガード(正確には111%)になります。
しかし次に来る霜白の氷塊で事態は一変。
バトへの攻撃でしたが、近くにいた僧侶も被弾。僧侶がちょっと前にいすぎたため、2人が凍り付いてしまいました。そして素早く逃げていたパラも何故か戻ってきて凍る床に突っ込んで凍り付き。魔使とパラが相次いで殴られ死亡しました。
6分~
次のテールスイングは全員見事にジャンプで回避したのですが、蘇生で立て直せたかと思ったところで僧侶が敵に近づきすぎ、シャイニングブレスの射程距離内に入ってしまいました。
全員被弾するもブレスガードで即死には至らず、追加効果の封印も食らいませんでした。
しかし最後は、おそらく後ろに距離が無い状態で後衛が右に逃げ、パラの壁から外れてしまい、レグナードが魔使に突進。裁きの雷槌で3人死亡、後は流れで全滅となりました。
僧侶は「抜けちゃう!抜けちゃう!」と言ってはいたのですが、この状況ではもう遅かったですね。原因は色々あって、直前に1回ヘヴィチャージが切れた時に押し込まれたせいで僧侶の後ろにスペースがなかったこと、バトが直前に必殺のテンションブーストを使った期間に壁に入れなかったり敵の歩数が数えられなかったこと、僧侶が早い時点で補助壁に入らなかったことなどが挙げられそうです。
それと、正確には裁きの雷槌自体は耐えていて、その後に追加効果の感電により死亡しました。キラキラポーンで感電を防げていれば耐えられる場面でした。何度も全滅の危機から立て直してた状態なので、僧侶はキラポンをする余裕がありませんでした。
感想
短い時間に様々な要素が詰まっていて、また見ていても楽しめるバトルでした。アーサーさんは前回もマジンガに土耐性装備で挑んでグランドインパクトを耐えるなど、毎回新しい要素を持ってきてくれますね。竹若さんは僧侶という選択肢の多い職をやりながらトーク番組を繋げられるのはさすがの芸人力だと思いました。
ここで求められてる感想って多分それじゃないので戦闘の話をしますと、いわゆる「抜ける」状態(レグナードが壁をすり抜けて後衛の元までたどり着いてしまう)が多く発生していました。レグナード戦のパラは敵の行動ごとに的確に対処するのが非常に難しいです。強敵コンテンツをやり慣れている人ならレグナード戦の10~20分のあいだ一度も失敗しないということも努力や慣れで可能になるかもしれませんが、そうでない人は他のボスで先に練習したほうがいいと思います。ドラゴンガイア・バラモス・グラコスなどがお勧めです。魔使の人も、自分がパラに対して真後ろにいる状況を常に維持するのは簡単ではないと思います。また、ウイングダイブに加えて後に頻発されるテールスイング・裁きの雷槌・竜の咆哮を適切に捌くことが必要な点は他のパラ構成の魔使とは全く異なる点です。これはレグナード戦で慣れていくしかないでしょう。レグナードが弱い状態の日に練習するのがお勧めです。
それと、パラは大防御の宝珠を持っていないと、ファランクスと合わせてもダメージを100%軽減できず、はげおたのふっとびを食らってしまいます。偶然ウイングダイブが多くて誰も気づきませんでしたが、雷を耐えても宝珠なしでは遅かれ早かれどこかで崩れたでしょう。
なお、敵が残りHP75%を切ると使うようになる雷も手ごわいですが、さらに残りHP50%を切ると使ってくる竜の咆哮も対処できて初めて勝利となるボスです。今回の動画から学べるのは主にHP100%~75%の部分になりますが、逆にこの部分は上級者にとっては楽で、あまりどこでも解説されているのを見かけないので、今回は思い切って記事にしてみました。これからレグナードに挑もうと思っている方の力になれれば幸いです。