何が起きたのか
DQXTVでバージョン8でメインストーリーの更新が終了するという話が流れ、ドラクエ10プレイヤーの皆さんが困惑しています。
- 「ドラクエ10は徐々に縮小するのではないか」
- 「サービス終了が近いのではないか」
実際の所は何が起こるかというと、単に「バージョン8でメインストーリーが完結し、バージョン9からは外伝ストーリーの更新が始まる」というだけの話なのですが、
「とても大きなお話があります」とかもったいつけて発表するもんだから、なんか大ごとになってしまいましたね。
「終了後のことは何も考えていない」みたいなコメントも良くなかったと思います。
ストーリー終了が意味するもの
ドラクエ10はこれまでストーリーを中心にアップデートが進んでいました。
バージョンの整数部分が変わるたびに新たな世界が解放され、「大型アップデート」で小数第一位の数字が進むたびにストーリーが少しずつ進んで来たわけです。
アップデート情報公開の際にも常に最初にストーリーの話がありましたし、バージョン3.2ではストーリーのボスが強すぎて引退者が続出、なんて話題もありました。
新たなマップや施設もストーリーの進行に伴い解放されていきます。
ストーリーはドラクエ10のアップデートの中心であり、まさに一大コンテンツだったわけです。
ですから、ストーリー終了と聞くと、ドラクエ10自体のサービス縮小やサービス終了を連想した人が一定数いた、というわけです。
運営さんがサービスを縮小していくつもりがなくても、「サービスが縮小するのではないかと思った人たちが離れていくことによって縮小していく」みたいな流れになるのはちょっと嫌ですよね。
ではなぜストーリーは完結するのか
運営さん側が言っていますが、ストーリーが終了する直接の要因は”アストルティアの世界の話はほぼ語り尽くした”ということですね。この世界の骨格部分が、15年かけてようやく全て語られたわけです。
ただ、経営面においても、ストーリーの打ち切りにはプラスの要因があります。
実はストーリーは1回しか遊ばれないので、オンラインゲームとしては費用対効果が悪いのです。
オンラインゲームはその性質上、長く続けてもらうという観点が重要になります。なので、繰り返し遊べるものに力を入れた方が理にかなっているわけです。
終わらない世界の提示
さて、では今後ドラクエ10からユーザーが離れるのを防ぐために、何が必要でしょうか。
これまで日々日課をこなしてレベル、ゴールド、アイテムなどを稼いできた人が、今後も日課を続けたいと思うには、あるいはドレスアップやハウジングに課金をしてきた人が今後も続けたいと思うには、何が必要なのでしょうか。
僕が期待したいのは、メインストーリー終了後のドラクエ10がどのように楽しいのか、ユーザーが分かるようにすることです。
メインストーリーの終了というのは、反射的にドラクエ10の終了を予感させます。しかしゲームに限らず広く世の中のストーリーコンテンツを見れば、メインストーリーが終わって外伝に入っても盛り上がりが冷めないものや、外伝に入ってむしろ盛り上がったものも数多くあるでしょう。
つまり、メインストーリーが終わる代わりに次の何かがちゃんと動いていけば、何も問題はないわけです。
そして、それを言葉だけではなく実際に見える形で示すことも重要です。
運営さんに「終わらないです」と言われて「よっしゃー終わらないぞー!」と思ってる人たちは良いのですが、ただまあ当たり前ですがどの程度信じるかには個人差があります。
ですから今後重要なのは、ストーリー終了後もドラクエ10の世界が”続いていく”ことを、「続きます」という言葉ではなく、実際にユーザーに実感させることだと思います。
サービスが先細ると思っているものに対しては、お金や労力はかけにくいです。これからもこのゲームで長く遊べる、あるいは長く遊びたい、と思える安心感が、必要とされているように思います。
これからの展開に期待
今回のDQX春祭りでは、桐生社長の登場や第四境界・AI導入といった新しい試みなど、運営側がドラクエ10を終わらせるつもりはないという意気込みはとても強く感じられました。
あとは、ストーリー完結後の世界が、ユーザーにとって遊びたいものになっているかどうかです。
ストーリー完結まではまだ1年以上あると思います。不安を先に生む形になってしまうため、個人的には今回の発表は時期尚早だった(今言う必要はなかった)のではないかと思うのですが、発信した以上は早急に「その後の世界」の情報を発信してユーザーの不安を取り除き、バージョン9以降も遊びたいと思える情報を提示することが重要であるように思います。
なお、攻略サイトは今後も続けていきます。今年も既に古いコンテンツを200ページ以上書き換えており、これからも更新していきます。
(今回書ききれなかったことは、また暇を見つけて書きたいと思います。)

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