ゲームは1「回」1時間　～厚生労働省のガイドラインに学ぶ現代のゲームとの付き合い方

現代はコンピューターが生活にも仕事にも、なんなら勉強にも欠かせないものとなりました。何をするにも液晶画面を見ることになり、目への疲労度は日に日に増しています。

昔は「ゲームをやると目が疲れる」だったのが、今や「ゲームをやっても仕事・勉強をやっても目が疲れる」という時代になったのです。

ゲームによる疲労の蓄積

昔はゲームが休息の1つでしたが、今はどうでしょうか。仕事で目を疲れさせて、家に帰ってからもゲームでは、目の疲労が蓄積し続けてしまいます。自分の体を労(いたわ)りたいなら、もっと目を休める事を趣味にするべきです。

しかし、それでもなおゲームをやりたいというのが、今この文章を見ているあなたです。こんにちは。では私たちは、ゲームをプレーする際にどんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

厚生労働省の定める休息

ここで、プロがどのように休息を取っているかを見るために、厚生労働省の定める「VDT作業のガイドライン」を紹介してみましょう(リンクは最後に)。VDTとはVisual Display Terminalの略で、簡単に言うとパソコン作業などのこと。

ガイドラインから作業時間に関する記述を抜粋すると、以下のようになります。

・1時間を超える作業をする場合は、1時間ごとに10分～15分の休憩を入れ、1つの作業が1時間以内になるよう分ける

・分けられた1時間以内の作業も、ぶっ通しで作業をするのではなく、途中に1～2回の小休止を挟む

・作業が1日4時間を超える人には、定期的な健康診断を行うなど雇用者が特別なケアをする

パソコン作業のプロでさえ、このような休止が必要とされているのです。

これゲームでも活用できるよね

今紹介したガイドラインはパソコン作業者用のものですが、ゲームで遊ぶ場合の疲労も似ていると考えられます。ゲームを1時間以上続けたら、疲れるのが当然なのです。

ということで、ゲームをやる際にも

「1時間に1～2回の小休止を挟む」

「1時間を超えたら大きな休止を入れる」

「休日でも4時間以上プレーしない」

というのを守ると、疲労はかなり軽減されると思います。

ゲームをやってて目や体が辛いなと思ったことがある人は、ぜひ取り入れてみて下さい！

ドラクエ10は休止がしやすい

ドラクエ10は、途中で休息が取りやすくなっています。常闇、防衛軍、邪神の制限時間は最長でも20分ですし、不思議の魔塔にも5階ごとの休息ポイントがあります。

プレイヤーが休もうと思えば、休めるポイントはたくさんあります。

だから、後はあなた次第。長時間プレーの際には途中で休止を入れて、健康を守る。ぜひご検討ください。

ドラクエ10、なんてホワイトなゲームなんだ。

参考

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省/PDF)

新VDT作業ガイドラインのポイント(東京都労働局)

※今回は触れませんでしたが「正しい姿勢で作業をする」というのも疲労軽減の重要なポイントです。無理な姿勢でゲームをしている人は、姿勢も気を付けると良いでしょう。