■戦略的にスキルを割り振ろう
ドラクエ10では種族・職業ごとに基本ステータスは全員同じになっていて、
プレイヤーによってステータスが変わる要素は「スキル」のみとなっています。
既に述べてきたとおり今作では「転職」が可能で、
職業ごとに5つのスキルを持っています。
各スキルは最大100ptまでスキルポイントを割り振ることができ、
1つのスキルにたくさん振るほど良いスキルが入手できます。
職業 | 使えるスキル |
戦士 | ※片手剣 | ※両手剣 | ※オノ | 盾 | ※ゆうかん |
僧侶 | ※ヤリ | ※スティック | 棍 | 盾 | ※しんこう心 |
魔法 | ※両手杖 | 短剣 | ムチ | 盾 | ※魔法 |
武闘家 | ツメ | 棍 | 扇 | 格闘 | ※きあい |
盗賊 | 短剣 | ムチ | ツメ | 格闘 | ※おたから |
旅芸人 | 扇 | 棍 | 短剣 | 盾 | ※きょくげい |
※印は1つの職業でしか取れないスキル
Lv40時点で得られるスキルポイントの合計が79(ベータテストの場合)なので、
1つの職業で2つのスキルにポイントを振っていくと、両方極めることは困難になってきます。
「戦士は片手剣と盾」「僧侶はスティックとしんこう心」などと、
各職業ごとに取りたいスキルを無計画に取っていくと、
スキルポイントが足りなくなる可能性があるわけです。
いっぽう、「戦士で片手剣」「僧侶で盾スキル」を取っていけば、
僧侶のスキルポイントと戦士のスキルポイントが両方戦士のために使われることになるので、戦士としては強くなります。
ただし僧侶としては盾しか使えない変な僧侶になります。
ドラクエ10では1アカウントで3人のキャラ作れるので、
僧侶をやりたい場合はまた別のキャラを1から育てればいいわけです。
行き当たりばったりに育てていく方が楽な反面、3キャラをフル活用すれば面倒ですが強くなります。
どちらの道を選ぶかは自由ですが、
どうするかはある程度あらかじめ決めておいた方が良いということだけは確かです。
■単独スキルと重複スキル
ドラクエ10では、職業ごとにスキルポイントが独立しており、
例えば戦士の時に獲得したスキルポイントは戦士の時にしか使えません。
他の職業に転職した後は、たとえば僧侶なら僧侶の時に獲得したスキルポイントのみをスキルに振ることができ、
再び戦士になれば過去に戦士で得たスキルポイントが再び使えるようになります。
ある1職業でしか持てないスキルを取りたければ、
その職業で得たスキルポイントを投入する必要があります。
いっぽう複数職業で重複しているスキルに関しては、
どの職業の時にそのスキルにポイントを振っていくか良く考えるべきです。
上の表の通り、現時点では19種類のスキルがあり、そのうち12種類が職業固有のスキル、
「棍」「短剣」「ムチ」「ツメ」「扇」「盾」「格闘」の7つが複数職で使えるスキルです。
従って、職業固有の12スキルの中で欲しいものがあれば、優先的にスキルポイントを割り振り、
余った職業で7つの複数職スキルを取っていく形になります。
■「常に」のパッシブスキルを押さえよう
ここで注目したいのが、いわゆる「パッシブスキル」。
各職業の5番目に配置されているスキルは職業固有のものですが、
ここには「常に○○がアップ」というスキルが存在します。
例えば両手剣だったら「両手剣装備時に攻撃力が+10」というスキルはあるのですが、
「常に」と書かれたものはいつでも能力が上昇するので、効果は永久。極めて重要です。
■特技は武器固有・職業固有・常時可の3種類
いっぽう「ドラゴン斬り」「オノ無双」などの特技は、
その武器を装備している時のみ使えるもの(武器固有)と、その職業に就いている時のみ使えるもの(職業固有)、
そしていつでも使えるもの(常時可)が存在します。
使うつもりのない武器の固有特技や職業の固有特技は取る必要がありませんが、
いつでも使えるものは是非取っておきたい所。
常時可の特技もまた、各職業の5番目に配置されているスキルでのみ取得できます。
例外的に「盾」のスキルに関しては、戦士・魔法使い・僧侶・旅芸人の4職で取れるスキルですが、
武闘家や盗賊でも盾を装備すれば盾スキルで修得した特技を使えます。
「格闘」のスキルも同様に、武器を装備しない状態ならばどの職業でも特技が使えます。
■常時使用可能スキル
どの職業をメインにするにしても取っておきたいスキルを紹介します。上3つが重要です。
スキル | 特技・パッシブスキル | 内容 |
ゆうかん(戦士) | ロストアタック | 敵1匹の怒り・テンション・ぼうぎょ状態を解除 |
きあい(武闘家) | 心頭滅却、常時力+10、常時最大HP40 | 心頭滅却は自分にフバーハ2回分の効果 |
きょくげい(旅芸人) | ツッコミ | 味方1人の眠り・混乱・マヒ状態を回復 |
まほう(魔法使い) | 魔結界、ぶきみなひかり | 自分の呪文耐性アップ、敵の呪文耐性ダウン |
しんこう心(僧侶) | おはらい | 味方1人の呪い状態を解除 |
おたから(盗賊) | みやぶる | 敵のレアドロップアイテムが分かる |
※ベータテストでの例です。製品版では内容が変わる可能性があります。
■育成例
例えば、旅芸人で、短剣ときょくげいのスキルを取ることを考えてみます。
旅芸人はきょくげいに100pt振ると「ハッスルダンス」を覚えますので、
短剣による「攻撃時たまにMP回復」と組み合わせてみようというコンセプトです。
※それが強いかどうかは現時点では分かりません
まずは育てやすい武闘家を育てていき、最低限のツメスキルで強化しつつ、きあいスキルで常時力+10を取得。
その後、同じくツメを使える盗賊のレベルを上げていき、短剣スキルを取っていきます。
短剣の「攻撃時たまにMP回復」の他に「装備時攻撃力+10」などを取ってから旅芸人を育成開始すれば、レベル上げも楽になり、
旅芸人で得たスキルポイントを短剣に振る必要が無く、きょくげいスキルにどんどんつぎ込めます。
※以上は一例です。他にもさまざまな育成方法があります。