ドラクエ10は開始から5年が経ち、プレイヤー間で戦闘の上手さや知識にかなりの差が出ています。同じボスを何度も倒している人は上手くもなりますし、そんなに興味ない人は敵がこっち向いただけでおろおろして逃げ回ったりします。いろんな人が遊べるというのが、ドラクエ10の良さでもあります。
しかし残念なことに、ニコニコ生放送では上手でないプレイヤーの様子を放映して馬鹿にするという行為があります。配信者にその意図が無くても閲覧者がコメント欄で馬鹿にすることもあり、それが極限の雑談掲示板での晒しにつながるケースも見かけます。馬鹿にする行為は違反とはなりません。厳密には違反となるケースもあるのでしょうが、動画ではなく生放送の場合は、運営に言っても運営がリアルタイムで確認するわけではないので、証拠がありませんねということになって無罪となります。
そんな時に、配信NGサーバーで配信していたらそれを理由に罰することができますし、配信者も罰せられたくないという抑止力が働きます。が、今回の変更でそれもなくなってしまいます。
問題点2：「ログアウト表示」「非表示」の意味がなくなる
他人にログイン状況を知られたくない場合に使えるこれらの機能は、アストルティアの繊細な人間関係を支えるうえで一定の役割を果たしてきました。しかし、いつどこにいても配信されている「かもしれない」という心理が働くことで、これらの機能を使っていた人はプレーしにくくなります。実際に配信される確率は低かろうと、嫌なものは嫌なのです。
分かりやすい例を1つ作ってみると、Aさん(女性)がBさん(男性)にしつこくフレチャされているケースなどが良いでしょう。Bさんはチームメンバーでフレンドにもなっていますが、ストーカーっぽい人。機嫌を損ねると何をされるか分からない。自分のフレに変な噂をばら撒かれるかもしれない、というか昔仲の良かったCちゃんは実際にそういう嫌がらせをされて1年前にドラクエ10を引退した。うん、我ながらいい例ですね。
AさんがログインするとすぐにBさんからフレチャが来るわけですよ。「メイヴ行きませんか＾＾」とか。でもAさんは他のお友達(Dさん)と遊びたいから断ります。で、でもBさんを断ってDさんとメイヴに行くと、フレンドタブかチームタブで居場所を見たらBさんにバレるじゃないですか。だから「非表示」にします。
ところが、全く関係ない配信者がメイヴ配信中に全滅して、ムストの入口で転がってる所を自分が通ってしまったら、自分がBさんに隠れてメイヴに行ってるのがバレちゃうかもしれないわけです。これは実際バレる確率がどのくらいかとかじゃなくて、バレるかもしれない、と思うだけで怖いんですよ。
今までのドラクエ10は、そういう人にも配慮してくれていました。
問題点3：みんな配信NG前提でプレーしている
これまでは配信NGが基本だったので、ほとんどのプレイヤーはそのことを前提に遊んでいます。友人関係もそうですし、チャット内容、プレイヤー集会、ハウジング、などなど何でもそうです。それが急に配信OKになったら困るのは当たり前です。
こちらも、実際に自分が配信される可能性は低いかもしれませんが、配信されてしまうかもしれないという、「かも」が不安につながります。
問題点4：DQXTVで言わなかった
20日にDQXTVがあったのにそこでは言わず、22日に冒険者の広場でお知らせするという手法が、やり方が悪いとして単純に反感を買っています。
DQXTVでこのことを言うと最後のアンケート評価が下がるからだと言われています。終了直前にプレゼントの呪文を撒いたりすることが多いことを考えても、おそらくあのアンケート結果は重要視されているのでしょう。