ポーカーのダブルアップの勝率がいつの間にか変わっているようです。
ポーカーの成績を大きく左右するのは(1)役が揃うこと (2)ダブルアップ の2点ですが、今回はダブルアップに関する調査です。
そもそもダブルアップに関しては結果があらかじめ決まっており4枚のどれを引いても同じという説まで出るほど攻略法に乏しいのですが、そうなるとプレイヤー側が選べる戦術は「何回目までダブルアップするか」という一点のみとなります。今回はこの点に注目して攻略法を考えていきます。
なお、この記事では以下の2つのブログ記事を参考にさせて頂いています。
強い役ほどダブルアップしにくいって本当? (気まぐれロコの考察・検証ブログ/Ver2.3後期)
ダブルアップ挑戦回数ごとの成功率を調査しました (まんまる堂/Ver2.4前期)
回数ごとのダブルアップ勝率
まず最初は、ダブルアップを続けていった場合の続けた回数と勝率の関係を見てみます。元々2回目までは勝率が高いと言われていましたが、今回の調査結果は以下の通り。
1回目:139戦91勝 65.5%
2回目:85戦51勝 60.0%
3回目:50戦28勝 56.0%
4回目:26戦8勝 30.8%
1回目から順に65%、60%、56%、31%となりました。まんまる堂さんでも順に63%、60%、55%、51%という結果ですから、4回目は大きくずれているものの、3回目まではほぼ一致しています。2者のデータを勝手に足し算しますと、64%、60%、55%、43%となります。
なおロコさんVer2.3後期のデータでは、1回目から順におおよそ60%、55%、45%程度だったようなので、いわゆる「逆天井」が存在していた昔の状態に比べると、ダブルアップの勝率は明らかに上がっています。というか勝率が「1回分」ずれている感じがします。
しかし違和感があります。昔から気になっていたのですが、これって回数ではなくて枚数の問題なのではないでしょうか。例えば300枚からダブルアップを始めると、300→600→1200と2回目で1000を超えます。しかし100枚からダブルアップを始めると、100→200→400→800→1600と、4回目でやっと1000を超えるのです。
アプデ前はストレート(300枚)を揃えるのが主流でしたが、アプデ後は異様にスリーカード(100枚)が来やすくなっています。ということは、これは単に1000枚を超えると勝率が下がるという話なのでは?
そこで次に、枚数に着目してダブルアップの勝率を見てみます。
枚数ごとのダブルアップ勝率
ということで、ダブルアップ前の状態が(1)500枚未満=黄色 (2)500枚以上1000枚未満=緑色 (3)1000枚以上=紫色 の3つに分けて、まとめなおします。
黄色部分:219戦133勝 勝率60.7%
緑色部分:51戦19勝 勝率37.2%
紫色部分:30戦20勝 勝率66.7%
緑色(500~1000枚の時)だけ異様に勝率が低くなりました!なんだそれは!
但し緑色部分の勝率が低い理由は、図中で赤太字にした「100枚からダブルアップを始めた場合の4回目」が17戦4勝(勝率23.5%)と異様に低い影響があります。何でか分かりませんが、というか試行回数が少ないからとしか言いようがないのですが、ともかく100枚からのダブルアップは4回目が鬼門になっています。
しかし紫色部分を見れば、1000枚以上の状態でも勝率はそこそこ。ということは枚数ではなく回数で決まっていると考えて良さそうです。
ということで、結論は次のようになります。
結論
2番目の仮説「1000枚を超えると勝率が下がる説」が違っていたため長い文になってしまいましたが、要するに今は枚数に関係なく3回までダブルアップして止めておくという戦術が良いのではないでしょうか。2回までダブルアップする旧戦術と比べると、宝箱を引ける回数も増えるという利点もありそうです。
お断り
今回の試行回数はわずか300回であり、その大半(191回)は100枚から始まる100→200→400→800→1600の結果です。300枚から始まる300→600→1200→2400→4800も47回ですが、他の部分は試行回数が少ないので、上記の表は鵜呑みにしないようご注意ください。より詳しいデータが気になる方は、ぜひご自分で調査してみてください。